中年に多い股関節の痛み
足のつけ根あたりに痛みがあり、長時間歩くことがストレスになっていませんか?
この痛みは股関節からきているかもしれません。
股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節なので、痛みが生じると足に影響が出てしまいます。
若年層の方でも発症することがありますが、とくに中年に発症することが多い症状だといえます。
ここでは、股関節の痛みの原因や症状とあわせて、対処や予防法をご紹介します。
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目次
こんな悩みはありませんか?
股関節の痛みに悩まされている方は、次のような不調症状が現れることがあります。
該当する症状があるかどうか確認してみてください。
- 歩くと足のつけ根が痛くなる
- 足をあげにくいと感じる
- 階段の昇り降りがつらい
- 歩き方が変わってしまった
- 足の変形が気になる
- 股関節痛は
年齢のせいだと諦めている
股関節の構造と痛みの原因
股関節とは
まずは股関節の構造についてみていきましょう。
股関節は、骨盤と大腿骨を結んでいる足の付け根部分にある関節です。
大腿骨の上側には丸い形をした「大腿骨頭」があり、股関節側にはおわん型に凹んだ「寛骨臼」があります。
股関節は大腿骨頭や寛骨臼にはまり込むような形で構成されており、簡単には骨が離れないようになっています。
大腿骨頭と寛骨臼の両端は軟骨で覆われており、体重を支えながら滑らかに動かすことができる仕組みになっています。
そして股関節を安定させながら足を動かすので、股関節のまわりは複数の靭帯や筋肉で覆われています。
股関節の痛みが起こる原因
●大腿筋膜張筋の緊張
大腿筋膜張筋とは、骨盤から膝にまで達する長い筋肉です。
股関節を曲げたり広げたりするときに使われるので、筋緊張が起これば股関節に痛みが起こることがあります。
運動不足や加齢による柔軟性の低下や、負荷の蓄積が原因で強ばりが生じます。
負荷が大きくなる原因としては、ランニングなどのスポーツにより痛みが持続してしまう、O脚など足の変形や誤った歩き方などが挙げられます。
●軟骨のすり減り
股関節は大腿骨頭と寛骨臼が組み合わさって構成されていますが、骨の表面には軟骨があります。
軟骨は股関節を動かすたびに擦れるため、経年によってすり減ると炎症が起こり、痛みが生じます。
経年のすり減りによる股関節痛が多いため、中年に発症することが多いといえます。
●骨盤のゆがみ
骨盤と股関節はつながっているため、骨盤のゆがみは股関節にも影響を与えます。
ゆがみによって腰まわりや太ももへの負担が大きくなれば、股関節まわりの筋緊張が生じて痛みにつながります。
骨盤がゆがむ原因は、日常の不良姿勢や筋力低下、女性だと出産も挙げられます。
股関節の主な症状
股関節まわりの痛みの症状
股関節の痛みの具体的な症状や、股関節の痛みから併発する恐れのある症状についてご紹介します。
●股関節の痛み
股関節は足のつけ根あたりにあるため、足を動かすことで股関節に負担がかかり痛みが生じます。
歩き始めに痛みがなくても、長時間歩いていると痛んでくるようなこともあるでしょう。
また、階段の昇り降りやジャンプする動作など、負担が大きい動きは痛みが強く出やすいと考えられます。
●股関節の動かしにくさ
股関節まわりの筋肉や靭帯が拘縮すれば、動かしにくさを感じます。
可動域が狭まり、足が思うようにあげられない場合もあるでしょう。
●股関節の違和感
股関節の痛みが起こる前兆として、股関節に引っ掛かりを感じるようになります。
軟骨にすり減りが起こると股関節がスムーズに動かなくなるため、違和感があるでしょう。
●しびれ症状
坐骨神経は、腰から足の先に張り巡らされている神経です。
そのため、股関節まわりの炎症や筋緊張が起これば、坐骨神経が圧迫されてしまいます。
そうすると、お尻や太ももの裏側、ふくらはぎなどの部位にしびれ症状が現れます。
しびれは両足に起こる場合もあれば、片足のみに生じることもあります。
●腰痛
股関節は骨盤につながっているため、腰まわりにも影響が出ます。
股関節まわりの組織が、過労や冷えで血行不良を引き起こせば、腰まわりの筋肉も硬くなり腰痛が起こりやすくなります。
また、骨盤のゆがみから痛みが生じている場合も腰痛をともないます。
股関節の痛みの対処法
股関節の痛みを緩和しましょう
股関節の痛みがあると、歩く・立つなど日常の動作がつらくなってしまいます。
少しでも緩和するために、セルフケア方法を知っておきましょう。
●ストレッチをする
股関節まわりの筋肉や靭帯の柔軟性が低下すると、股関節に負担がかかって痛みが出やすくなります。
ストレッチで硬くなった筋肉をほぐし、痛みの緩和を目指しましょう。
とくに、太もものストレッチは効果的です。
・前もものストレッチ法
①壁に向かって立ち、右手を壁に添えて身体を支えます。
②左足側に膝の高さくらいの台や椅子を置き、そこに左足の膝を乗せます。
③左手で左足の甲を持ち、お尻側に引きつけます。
④20秒ほど維持し、反対側も同様に行います。
・内もものストレッチ法
①四つん這い姿勢になります。
②左手はそのまま、右手は大きく右側に置きます。
③次に右足を右側に向かって伸ばしていきます。
④股関節や内ももが伸びていることが感じる姿勢で10秒ほど維持し、反対側も同様に行います。
・内ももと腰のストレッチ法
①床に座り、足裏をあわせます。
②そのまま背筋を伸ばした状態で上体を前に倒し、腰が伸びて気持ちいいと感じる姿勢で10秒ほど維持します。
●適度な運動をする
適度な運動は血行を促し、筋肉の柔軟性を高めてくれます。
そのため、股関節の動かしにくさや痛みの緩和につながると考えられます。
ウォーキングなど負担がかかりすぎない簡単な運動から始めることをおすすめします。
股関節が痛む場合は無理に運動する必要はありませんが、動ける場合は適度に運動を行うようにしましょう。
股関節の痛みの予防法
股関節の痛みを
日頃から予防していきましょう
日頃のケアで股関節痛を予防することもできます。
痛みに悩まされない身体をつくりましょう。
●バランスよく筋肉をつかう
立つときに片側重心になってしまう方も多いのではないでしょうか。
一方の足を重心にしてしまうと、片側の股関節にだけ大きな負担がかかるようになります。
その結果、股関節の筋緊張やすり減りが起こってしまい、痛みが生じるようになってしまいます。
片側の筋肉に負担がかかりすぎないように、立つときには両足で体重を支えるようにしましょう。
●ストレッチをする
股関節の柔軟性が低下すれば、股関節に負担がかかりやすくなり、痛みが起こる原因になってしまいます。
維持するために、日頃からストレッチを行うようにしましょう。
股関節をまわしたり、対処法で紹介している方法を参考にしてみてください。
とくに入浴後など身体が温まっている状態でストレッチをするとほぐやすくなります。
●足を組まない
座った際に、足を組む習慣のある方は多いでしょう。
足を組めば、一方の股関節に大きな負担がかかります。
また、骨盤のゆがみや、股関節の変形を引き起こす原因にもなってしまいます。
座った際には足を組まず、背筋を伸ばして座るようにしましょう。
●体重の増加に気をつける
体重が増加すると、体重を支える股関節に大きな負担が加わります。
筋肉が疲労しやすくなり、痛みも起こりやすくなるでしょう。
急激な体重増加を避け、適度な食事制限と運動で維持することをおすすめします。
肩甲骨ほぐしのしみず堂の
【股関節の痛み】へのアプローチ
股関節の痛みも原因がいくつかあります。
変形性股関節症、リウマチ性股関節症、骨頭壊死、大腿骨頚部骨折そして筋肉のこりです。
大腿骨の骨、骨頭、関節に炎症や傷がある場合は、外科的診療が必要になります。
炎症が要因でのこりをほぐすことで、歩行しやすさ、痛みの軽減に期待ができます。
そして、筋肉のこり(大腿部、骨盤内部の筋肉)の場合は、患部への施術によって改善が見込めます。
どのような姿勢がつらいか、どのタイミングで痛みが出るかで、原因となるこりを推定していきます。
著者 Writer
- 若杉 純
- 出身:新潟県
血液型:B型
趣味:歌
得意な/施術:オイルコース
所有資格:BTCアカデミー認定証
ご来院されるお客さまへ一言:
産休から復帰、2児の母。
施術のレシピをご提案します。
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もみほぐし
マニュアルに捉われないオールハンドによるオーダーメイド施術になり、心と身体をリラックスさせます。
頭痛・めまい・手のしびれ・肩こり・腰痛などの日常生活における心身の不調を解消するための施術です。
台湾式
足つぼ
足裏、足の甲を丁寧に刺激し、特に指先を念入りに施していきます。
足には身体全体の反射区がありますので、反射区を説明しながら施術していきます。
足のむくみ・冷えにも非常に効果があります。
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当院の独自メソッド『清水式肩甲骨はがし』による他には無いこだわり抜かれた手技をご提供しています。
肩甲骨に付着している筋肉を的確にアプローチして回旋、伸展運動を繰り返すことで可動域を広げていきます。
四十肩でお悩みの方におすすめです。
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人間の身体には多くのツボがあり、そのツボに鍼やお灸で刺激を与える施術になります。
原因不明の身体の痛みや疲労など全身のさまざまな不調の改善が期待できます。
身体的な不調だけではなく、イライラや不安など精神的な不調にお悩みの方にもおすすめの施術です。
美容鍼
美容に特化した鍼施術です。
顔のたるみやシワ、シミなど肌の老化に関する悩みや、肌荒れ・ニキビなど肌トラブルの解決を目指す施術になります。
肌の老化や肌トラブルやを改善するには重要になります。
整顔セラピー
デコルテから首まではオイルを用いたリンパドレナージュ、顔と頭は筋肉を刺激する施術を行います。
肩こりや頭痛だけでなく、むくみの解消やフェイスライン改善などさまざまな症状に働きかけます。
アロマオイルも使用するので、リラックスして施術を受けていただけます。
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オイル~
ドイツ製ヴェレダ社によるアルニカオイルを100%使用したトリートメントです。
山地の牧草地に生えるキク科植物のアルニカの花や根から得られるエキスで、フラボノイドなどの抗酸化成分が含まれており乾燥などの肌トラブルのケアや刺激の緩和に効果があります。
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