シミ・シワ・
たるみ

シミ・シワ・たるみは中年になると増加する肌の悩みの代表的なものです。
中年だけではなく、若年層でも気になっているという方はいるでしょう。
原因は加齢だけではなく、日常の習慣も関係しています。

●加齢

加齢にともない肌の弾力を維持する成分であるコラーゲンやエラスチンという成分が減少してしまい、肌の弾力が低下します。
そうすると、皮膚にたるみができてシワが生じるようになります。

また、皮膚の生まれ変わりのサイクルである「ターンオーバー」が遅くなり、メラニンを排出できずにシミが生じてしまいます。

●乾燥

肌が乾燥してしまうと、ターンオーバーが乱れてメラニンの排出ができずシミができてしまいます。
また、肌が乾燥すると皮膚の表面が縮んでしまうため、シワが深くなってしまいます。
そのまま放置するとたるみを生み出します。

●紫外線

紫外線はシミの原因となるメラニンの生成を活性化させます。
また、紫外線は肌のコラーゲンなどの弾力成分を破壊するため、シワやたるみを生じさせます。

●ビタミン不足

ビタミンにはメラニンの生成を抑制する作用があるため、不足すればシミができやすくなります。
また、ビタミンは血流を促して肌のターンオーバーを促進してくれます。

そのため、ビタミンが不足すればターンオーバーも乱れ、シワやたるみのリスクが高まります。

●睡眠不足

睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌に栄養を運びターンオーバーを促進させます。
しかし、睡眠が不足すれば成長ホルモンの分泌が阻害されるため、ターンオーバーが乱れてシミやシワ、たるみが生じます。

●表情筋の低下

顔の表情筋は表情をつくるだけではなく、皮膚を支える役割を担っています。
表情筋が低下すれば皮膚を支えきれなくなり、たるみからシワが生じるようになります。

原因は「加齢」「無表情」「柔らかいものばかり食べる」などが挙げられます。

シミ・シワ・たるみの原因は共通するものが多いですが、症状はそれぞれ異なります。
また、シミとシワには種類があります。
それぞれの症状の特徴や種類についてご紹介します。

●老人性色素班

一般的にシミと呼ばれるものは、老人性色素班です。
名前の通り加齢にともない数が増えたり色が濃くなったりするシミです。
中年だけではなく、紫外線を多く浴びていると若年層でも発症します。

●炎症後色素沈着

ニキビが治った後のシミは、炎症後色素沈着です。
炎症の起こった部分が色素沈着してしまい、シミになってしまいます。
ニキビ以外にも、虫刺されや火傷が原因で生じることもあります。

●肝斑

頬骨あたりに生じる薄い茶色のシミです。
中年の女性に発症することが多いといわれています。

●そばかす

鼻から頬に生じる小さな斑点状のシミです。
幼少期から発生し、大人になると自然に薄くなるケースもあります。
そばかすは遺伝性のシミだといわれています。

●表情ジワ

笑ったり泣いたり表情を作るときにはシワが生じます。
そのシワを表情ジワと呼びます。
表情を変えることで生じるため、目元や口元、眉間、おでこに生じやすいです。

表情ジワは時間が経過すれば消えていきますが、加齢にともない消えるまでに時間がかかるようになります。

●たるみジワ

肌がたるむことで生じるシワをたるみジワと呼びます。
加齢にともない増えていき、シワが深くなります。
とくに口元や頬に生じることが多いです。

●小ジワ

ちりめんジワとも呼ばれ、肌の浅い部分に生じるシワです。
肌の乾燥によって生じることが多く、放置すれば大きなシワになってしまう恐れがあります。

皮膚が重力に耐えられずに下がってしまう状態です。
表情筋が低下して皮膚を支えきれないことや肌の弾力が低下することが原因で生じます。
たるみは顔全体に生じるもので、老け顔や疲れ顔にみえてしまいます。

シミ・シワ・たるみができ、改善するまでには時間がかかってしまいます。
できる前から予防することが大切です。

●フェイスパックをする

市販で購入できるフェイスパックには、保湿成分がたっぷり含まれた美容液が染み込んでいます。

日頃からフェイスパックで肌を保湿し、乾燥を防ぐことがシミ・シワ・たるみの予防につながります。
とくに紫外線を浴びた日は、フェイスパックをすることで肌を鎮静することができます。

●日焼けをしないようにする

紫外線はシミの原因となるメラニンの生成を促したり、肌の乾燥を招いてターンオーバーを乱したりします。

日頃から日焼けしないように予防することが大切です。
紫外線は夏場だけではなく一年中出ています。
外出する際には日焼け止めや日傘、帽子などを使用して紫外線予防を行ってください。

●サングラスをする

目元は皮膚が薄いため紫外線の影響を受けやすく、乾燥しやすいものです。
サングラスをして紫外線を防ぎ、目元のシミやシワの予防を行いましょう。

●ストレスをためないようする

ストレスがあると血液循環が悪くなり、肌に栄養が行き届きにくくなります。
そうすると、ターンオーバーが乱れてシミ・シワ・たるみにつながってしまいます。
ストレスをためこまないように、こまめに発散を心がけましょう。

●眉間のシワに注意する

考えごとをしていたり、悩みがあったりすると、眉間にシワを寄せてしまうことが多いです。
増えれば、その形で皮膚が形状記憶されてシワが深まってしまいます。
日頃から眉間にシワを寄せないように意識しましょう。

年齢とともに肌に現れるシミ、しわ、たるみ。
加齢や乾燥、紫外線、睡眠不足などが原因とされます。
食事やサプリメントで積極的にビタミンを摂取し、内側から改善していくことと、表情筋のストレッチを行い外側からもアプローチしていくことが大切です。
また、肌のゴールデンタイム（22～24時）にきちんと寝ることも大切です。

当院では美容鍼を行い、顏のツボを刺激することによって顏の筋肉や細胞を活性化していきます。
鍼を直接刺していくことで肌のターンオーバーを促進し、シワやしみへアプローチし、ローラー鍼（刺さない鍼）を使用したるみへのアプローチをしていきます。
施術後、「肌がワントーン上がった気がする」「少し輪郭がシュッとした」など、施術直後にも効果を実感するお声をいただいております。